ビル・マンションの水道水、「直結増圧式給水」にしませんか?
生活をするのに必要な水を供給するための給水設備・給水装置にはさまざまな種類があり、給水方式によってそれぞれ異なる特徴を持っています。こちらでは、代表的な二つの給水方式、「直結式給水」と「受水槽式給水」についてご説明します。
ふたつの給水方式~直結式と受水槽式~
蛇口から出る水道水を、安心して飲めますか?
同じ地域でも水道水のおいしさが違うと感じたことはありませんか?
一般的な戸建住宅で採用されている「直結式(直結直圧式)」は、給水管内の水圧を利用して直接水を引き込む方法です。一方の「受水槽式」は、給水箇所よりも高い位置の水槽にポンプで揚水し、重力による圧力を利用して給水する方法。こちらは、主に集合住宅・高層建物などで多く採用されています。
実は、この直結式と受水槽式では、水道水の味に違いが出ることをご存知でしょうか? 水道管から直接水を引き込む直結式ならクリーンな水を使用できますが、受水槽式の場合は水槽の汚れによって水質が悪化しやすいのです。そのため、集合住宅や高層ビルの入居者様・利用者様の中には、衛生面・安全面を気にして浄水器を設置したり、ウォーターサーバーのレンタルサービスを利用したりする方が少なくありません。
水の安全・安心が手に入る直結増圧式給水
「直結増圧式給水」は、給水管の途中に増圧給水装置(増圧ポンプ)を設置することで、水道管内の水圧を高めて水を直接引き込む給水方法です。直結直圧式給水では圧力の関係で高階層への給水に対応できませんが、直結増圧式給水なら高層でも上水道の配水管から各戸の蛇口まで受水槽を介さずに新鮮・清潔な水を届けられます。近年は「直結多段増圧式給水」の登場によってこれまでの高さ制限がなくなり、15階以上の高層建物であっても直結式給水で十分に対応可能となっています。
ビルのオーナー様やマンション管理者様なら、受水槽式から「直結増圧式給水」への刷新を検討されたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。配水管から直結した水道水のおいしさや衛生面での安心感は入居者様へのアピールにもなりますし、メンテナンスの効率化やランニングコスト削減などの利点も数多くあります。
受水槽式からの変更も可能です
直結増圧式給水の新設はもちろん、既設の給水設備(受水槽式)からの変更も可能です。地域や条件によって適否は分かれますが、神奈川県・東京都の指定水道工事業者である株式会社ライフでは、直結増圧式給水に関心のある方へ、よりよいご提案が可能です。配管支管の現有水圧や夏季補正水圧、系統切り替えや長期計画まで、給水水圧のさまざまな条件に対して柔軟にサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。